クリニックについて
“スポーツクリニック”と名付けた理由
しげの整形外科 スポーツクリニック
院長 重野 陽一
私たちのクリニックは、開院当初、地域の多くの人々から「スポーツクリニック?私はスポーツはしないから整形外科に行きます。」というお言葉をよく頂きました。
そこで、私がなぜ『整形外科スポーツクリニック』と名づけたか、その理由をお話します。
整形外科は外傷を中心とした身体の傷害の治療を受け持つ診療科です。
急性・慢性を問わずスポーツが原因で受傷したり、受傷後のスポーツ復帰がなかなか出来ないアスリート・選手の治療をお手伝いするのが「スポーツクリニック」です。
また、一般の整形外科で治療する疾患の8割以上は、加齢が原因として関わります。
これらの疾患では、毎日の身体の動きを支えてきた骨格が、日々疲労し磨耗・劣化して徐々に故障が発生します。
日常の行動も一種のスポーツと考えられ、治療後、痛みなく日常生活に復帰することはまさにスポーツ復帰に相当します。私たちは、スポーツや重労働によって発生した傷害だけでなく、永年の日常生活によって発生した加齢現象を治療し、患者さんを元の生活に復帰させることを目標にかかげています。
加えて復帰後は、再び病院にかかることのないように、日々のトレーニングや体操を、リハビリテーションを通して「健康維持の目的」で指導しています。
これが、私が当クリニックを『しげの整形外科スポーツクリニック』と名づけた理由です。
このコンセプトを当クリニックのモットーとして、私たちは地域医療・地域スポーツ活動に貢献して参りたいと思っております。
経歴
昭和31年7月10日 広島市生まれ 広島大学附属小学校・中学校・高等学校卒業 |
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1983年 | 防衛医科大学校卒業 |
1985年 | 大阪大学医学部整形外科入局 |
1990年 | イギリス中部にあるThe Robert Jones & Agnes Hunt Orthopaedic Hospital(整形外科病院)にレジデントフェローとして勤務 |
1992年 | 同病院にて「小児ペルテス病」に関する論文で同病院のゴールドメダルを受賞。 並びにバイオメカニクスにてゴードンローズプライズを受賞 |
1995年 | 大阪大学医学部より医学博士の学位授与 |
同年 | 国立呉病院整形外科医長兼リハビリテーション科医長となる |
1996年 | 英国ローランド・ヒュージメダル(小児整形外科賞)受賞 |
1998年 | 浜脇整形外科病院・診療部長 |
2004年 | 浜脇整形外科病院・副院長 |
同年 | しげの整形外科スポーツクリニック開院 |
2006年 | 医療法人社団 重野クリニック 理事長 |
役員・スポーツ活動
- 一般財団法人 広島県バレーボール協会・会長・代表理事
- 中国バレーボール連盟・会長
- 中国大学バレーボール連盟・名誉会長
- 公益財団法人 広島県体育協会・副会長
- 社団法人 広島県医師会・スポーツ医部会委員
- JTサンダーズ・チームドクター
資格
- 日本整形外科学会専門医
- 日本整形外科学会認定スポーツ医
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
- 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
- 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
- 日本リウマチ財団リウマチ登録医
- 日本体育協会公認スポーツドクター
- 身体障害者福祉法指定医師
診療室の壁に掛けてある私の恩師 故 小野 啓郎 大阪大学名誉教授から頂いた言葉です。
この教えを胸に診察させていただきます。